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リファラル採用を自社で導入するための具体的なステップ【経費削減の秘訣】

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リファラル採用を自社で導入するための具体的なステップ【経費削減の秘訣】

【この記事はこんな方に読んで欲しい】

◆リファラル採用の基本的な理解◆

リファラル採用の基本的な概念、そのメリットとデメリットを知りたい

◆リファラル採用の具体的な事例◆

具体的な事例を通じて、リファラル採用がどのように実際のビジネス環境で機能するのか知りたい

◆リファラル採用の法的な注意点◆

リファラル採用を導入する際の法的な注意点や適法性について知りたい

◆リファラル採用の導入方法◆

リファラル採用を自社で導入するための具体的なステップを知りたい


リファラル採用とは

 

 既存の従業員が新たな候補者を推薦する形式の採用を指します。この方法は、信頼性の高い候補者を見つけるための効果的な手段とされています。また、採用コストを削減するための一つの方法ともされています。このような背景から、多くの企業がリファラル採用を活用しています。

 この記事では、リファラル採用の導入と運用について詳しく解説します。具体的なステップと成功事例を通じて、リファラル採用の導入を成功させるためのポイントを把握することができます。

 

リファラル採用のメリットとデメリット

リファラル採用のメリット

 リファラル採用には多くのメリットがあります。まず、既存の従業員が推薦する候補者は、企業文化に適合する可能性が高いとされています。

 また、リファラル採用は新たな候補者を見つけるためのコストを削減することができます。さらに、リファラル採用は従業員のエンゲージメントを高め、社内のコミュニケーションを促進する効果もあります。

 

リファラル採用のデメリット

 一方、リファラル採用にはデメリットも存在します。例えば、リファラル採用が過度に依存されると、企業内の多様性が損なわれる可能性があります。

 また、不適切な報酬制度は社内の競争を引き起こし、チームワークを阻害する可能性もあります。

 

これらのメリットとデメリットを理解した上で、リファラル採用を適切に運用することが求められます。本記事では、そのための具体的なステップを細かく説明します。

リファラル採用の基本的な流れ

 

リファラル採用の概念の詳細

 リファラル採用は、企業が既存の従業員のネットワークを活用して新たな候補者を探す採用方法です。従業員は自分の知人、友人、元同僚などを推薦し、その人物が採用されると報酬を受け取ることが一般的です。

 この方法は、既存の従業員が企業の文化や価値観を理解しているため、推薦する候補者も企業に適合する可能性が高いというメリットがあります。また、従業員が自分のネットワークを通じて優秀な候補者を探すことで、企業は採用コストを削減することができます。

 

リファラル採用がどのように機能するか

リファラル採用は以下のステップで機能します

 

1◆推薦の募集

企業は従業員に対して、新たな候補者の推薦を募ります。これは、社内の通知やミーティング、メールなどで行われます。

2◆候補者の推薦

従業員は自分のネットワークから候補者を選び、その人物を企業に推薦します。推薦する際には、候補者の連絡先やスキル、経験などの情報を提供します。

3◆候補者の評価

企業は推薦された候補者を評価します。これには、履歴書の確認、面接、スキルテストなどが含まれます。

4◆採用の決定

候補者が企業の要件を満たしている場合、企業はその人物を採用します。そして、推薦した従業員に報酬を提供します。

 

これらのステップを通じて、リファラル採用は企業にとって効果的な採用方法となります。ただし、成功するため

には、適切な報酬制度の設定や、従業員のリファラル採用への参加を促す文化の醸成が必要です。

リファラル採用を始めるために企業側が準備する制度

リファラル採用を始めるために企業側が準備する制度

 

リファラル採用を始めるにあたり、企業側が以下の事項を決定・準備しましょう

 

目的と目標の設定

リファラル採用を導入する目的と目標を明確に設定します。これにより、プログラムの成功を測定する基準ができます。

 

適用範囲の決定

リファラル採用をどの職種や部署、役職に何名、適用するかを決定します。

 

予算の設定

成功時の報酬、その他にかかる経費を計算し、予算を設定します。

 

明確なガイドラインとプロセス

リファラル採用のプロセスとその手順を明確に説明したガイドラインを作成し、社員に提供します。これにより、社員は何をすべきか、どのように行動すべきかを理解しやすくなります。

 

適切な報酬システム設計

リファラル採用が成功した場合の報酬を設定します。これは金銭的な報酬であることもありますし、休暇日や社内表彰など、非金銭的な報酬であることもあります。報酬は、社員がリファラル採用に積極的に参加するための大きな動機付けとなります。

 

継続的なコミュニケーション

リファラル採用の重要性やその進行状況を定期的に社員に伝えます。これにより、リファラル採用が企業の採用戦略の一部であることを社員に認識させ、その参加意欲を維持します。

 

教育とトレーニング

社員がリファラル採用のプロセスを理解し、適切に行えるようにトレーニングや教育を提供します。これにより、社員は自信を持ってリファラル採用に参加することができます。

これらの要素を用意することで、社員がリファラル採用に積極的に参加し、その成功に貢献することが期待できます。

従業員が積極的にリファラル採用へ参加するための取り組み

従業員が積極的にリファラル採用へ参加するための取り組み

 

企業側がリファラル採用制度を策定しても、従業員から主体的に行動してもらうことは難しいです。そこでリファラル採用を推進するための具体的な対応として、以下のような方法が考えられます

 

1◆社員全員に採用担当の名刺を持たせる

これにより、従業員全員が自分自身も採用担当部署の一員であるとの自覚が生まれます。また自分のネットワーク内で適切な候補者を見つけたときに、求人概要や採用についての説明もスムーズに運べます。そのあとは採用専門の部署へ業務を引き継いてもらいます

 

2◆ビジネス交流会の参加費用の補助

社員が自分のネットワークを広げ、新たな候補者を見つける機会を増やすために、ビジネス交流会への参加を奨励します。

 

3◆リファラルボーナスの提供

採用に成功した場合には、社員にリファラルボーナスを提供します。これは、金銭的な報酬であることもありますし、休暇日や社内表彰など、非金銭的な報酬であることもあります。

 

4◆リファラルプログラムのプロモーション

社内ニュースレターや会議でリファラルプログラムを定期的に紹介し、社員の参加意欲を維持します。

 

5◆リファラルスキルのトレーニング

社員が自分のネットワーク内で適切な候補者を見つけ、推薦するためのスキルを向上させるためのトレーニングを提供します。

 

6◆リファラル採用チャレンジ / 表彰

期間限定のリファラル採用チャレンジを開催し、その期間中に最も多くの候補者を推薦した社員に特別な報酬を提供します。

 

7◆リファラル採用ワークショップ

リファラル採用のベストプラクティスを定期的なワークショップ開催により共有。リファラル採用が成功した事例を社内で共有し、その成功要因を解説します。これにより、他の社員もリファラル採用に積極的に参加する動機付けになります。

 

8◆リファラル採用ダッシュボード

社員が自分のリファラル採用の進行状況をリアルタイムで確認できるダッシュボードを提供します。リファラル採用ランキングなどを社内に貼りだすのもよいでしょう

 

9◆リファラル採用フェア

社内でリファラル採用フェアを開催し、社員が自分のネットワークを拡大する機会を提供します。従業員全員が新社員候補を招待してパーティを兼ねて会社説明会を実施するイベントです

【イベントの設定】

フェアは通常、社内または適切な外部の会場で開催されます。社員は自分のネットワーク(友人、家族、元同僚など)を招待し、彼らに企業の文化や求めるスキルについて紹介します。

【情報セッション】 

フェアでは、企業の代表者や採用担当者が参加者に対して企業のビジョン、文化、求めるスキル、開いているポジションなどについて説明する情報セッションを開催します。

【ネットワーキング】

参加者が自由に交流できる時間を設けます。これにより、社員は自分のネットワークに対して企業の魅力を伝え、適切な候補者を見つける機会を得ます。

【フォローアップ】

フェアの後、社員は参加者に感謝のメッセージを送り、適切な候補者がいれば採用担当者に推薦します。

リファラル採用の具体的成功事例

 

 Googleは、リファラル採用を成功させた企業の一つとしてよく引き合いに出されます。Googleは、従業員が推薦した候補者が採用されると、その従業員に対して報酬を提供する制度を設けています。これにより、Googleは高品質な候補者を確保し、採用コストを削減することができました。

 

リファラル採用が成功した企業の事例

下記企業も同様に、社員が自分のネットワークから優秀な候補者を紹介し、その人物が採用されると報酬が提供されます。

 

 ・株式会社メルカリ

 ・富士通株式会社

 ・株式会社セールスフォース・ドットコム

 ・freee株式会社

 ・株式会社SmartHR

 

これらの事例から学べるポイント

 この事例から学べるポイントは、リファラル採用を成功させるためには、従業員に対する適切な報酬制度が重要であるということです。また、リファラル採用は、企業が高品質な候補者を確保し、採用コストを削減するための有効な手段であることも示しています。

リファラル採用の失敗事例

リファラル採用が失敗するケースはいくつか存在します。

以下に、具体的な事例とそれぞれの失敗の原因を挙げてみます

 

【制度の理解不足】

リファラル採用の制度が社内に浸透しない場合、社員からの紹介人数が伸びず、成果につながらないことがあります。これは、リファラル採用の目的やメリット、紹介の仕方が社員に十分に理解されていないことが原因となります。そもそもリファラル採用の取り組みが社員に認知されていないことが挙げられます

 

【目的・目標の不明確さ】

組織としての目的・目標が不明確な状態では、リファラル採用は上手く運用できません。求めている人材像やどの部署に何名必要かなどが不明確では、社員も協力しようがないためです。

 

【経営者層や管理職層の協力不足】

リファラル採用を社内に浸透させるためには、経営層や管理職の理解と協力が必要です。一般社員も経営者層や管理職層が前向きでないなかでは、自らの親族や友人・知人を紹介しようとは思えません。

 

【短期間での成果を求めすぎる】

リファラル採用の成果を短期間で求めてしまうと、社員のリファラル採用に対する協力意識は喚起されず、成果は得られないでしょう。

 

これらの失敗事例を避けるためには、リファラル採用の目的と目標を明確にし、経営者層や管理職層の理解と協力を得ること、そして社員にリファラル採用の制度を理解してもらうことが重要です12。

リファラル採用の法的な注意点

リファラル採用の法的な注意点

 

リファラル採用を導入する際には、いくつかの法的な観点を考慮する必要があります。

例えば、報酬制度は労働法や税法に適合している必要があります。

 

日本におけるリファラル採用に関連する法律は以下の通りです

 

◆労働法

「労働基準法」は、労働者の権利と雇用主の義務を規定しています。採用プロセスはこの法律に適合している必要があります。

◆税法

「所得税法」や「法人税法」は、リファラル採用で提供する報酬の税務処理に関連します。報酬は従業員にとって所得となるため、適切な税務処理が必要です。

◆プライバシーに関する法律

「個人情報の保護に関する法律」は、候補者の個人情報の取り扱いに関連します。候補者からの明確な同意なしにその情報を共有したり使用したりすることは違法となる可能性があります。

◆公正な競争に関する法律

「不正競争防止法」は、他社の従業員を不適切に引き抜く行為に関連します。特に、競争相手の従業員を対象とするリファラル採用は注意が必要です。

 

適法に運用するためのポイント

 

適法に運用するためのポイントとしては、以下のようなことが考えられます:

◆法律の理解

企業は、リファラル採用に関連する法律を理解し、それに基づいてプログラムを設計する必要があります。

◆法律家との協力

必要に応じて、法律家と協力して、プログラムが法律に適合していることを確認します。

◆継続的な見直し

法律は変わる可能性があるため、企業は定期的にプログラムを見直し、法律の変更に対応する必要があります。

これらのポイントを考慮することで、企業はリファラル採用を適法に運用することができます。

まとめと今後の展望

 

 本記事では、リファラル採用の具体的な始め方とその運用について詳しく説明しました。リファラル採用は、既存の従業員が自身のネットワークから新たな候補者を推薦する形式の採用であり、企業にとって多くのメリットをもたらします。具体的には、信頼性の高い候補者を見つけるための効果的な手段であり、採用コストを削減するための一つの方法ともされています。

 しかし、リファラル採用を成功させるためには、適切な報酬制度の設定や、社員がリファラル採用に積極的に参加する文化の醸成が必要です。また、リファラル採用を導入する際には、いくつかの法的な観点を考慮する必要があります。

 

今後の採用戦略への応用

 リファラル採用は、企業の採用戦略の一部として有効に活用できます。そのため、企業はリファラル採用の導入と運用を検討し、その成功に向けた具体的なステップを踏むことが重要です。

 また、リファラル採用は一度に完璧に行うものではなく、継続的な改善と最適化が必要です。そのため、導入後も定期的にプログラムの見直しを行い、必要に応じて改善することが重要です。

 

以上の内容を踏まえ、企業の採用担当者は、リファラル採用を自社の採用戦略にどのように組み込むか、そしてそれをどのように運用するかについて、具体的なアイデアを得ることができるでしょう。これにより、企業は優秀な人材を確保し、採用コストを削減することが可能となります。



この記事を書いた人【松村裕樹】

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